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2008年9月12日 (金)

石窯パンとおいしい学校

休日を利用して山梨へ順子と出かけた。

子供は保育園に預ける。ちょっと心苦しいが、たまには良いだろう。

今日は清里に行く途中にある「おいしい学校」へパン焼き体験に行くのだ。

おいしい学校→ http://www.oec-net.ne.jp/index1.html

ここには何回もでかけている。昔の学校を移築して郷土資料館や、宿泊施設、ハーブ温泉や、こんな田舎には不釣り合いな程の洗練されたイタリアンをやってたりして、前にスタッフや友人と食べに行った。さわやかなトマトソースのパスタが美味しかった。そこにベーカリーも併設されていて、前から気になっていたのだが、パン教室をやってるので今回予約をしたのだ。

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受講料ひとり2500円。5種類のパンを作る。これが高いのか安いのか分からないが、とにかく行ってみよう。

ガソリンをいつもより多めに入れて、秋晴れの富士五湖道路をとばす。助手席はいつも太郎のチャイルドシートがあるのだが、外して横に順子が乗れるようにする。しかし順子はいつもの習性でついつい後ろの席に乗り込もうとしてしまう。

おいしい学校に行く前に「カントリーキッチンベーカリー」に寄りたいと順子が言うので、すこし遠回りになるが、小淵沢ICまで行って、八ヶ岳、原村の方まで足をのばした。

原村には「カナディアン・ファーム」がある。はせやん、というすげぇおっさんが森を切り開いて4000坪の土地に農場やレストラン、燻製小屋や工房なんかを作ってしまった所なのだが、この紹介は次回にしよう。そのカナディアンファームに行く途中の富士見高原に、今回の「カントリーキッチンベーカリー」があるのだ。

カントリーキッチンベーカリー→ http://country-kitchen.info/bakcry.htm

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御殿場から車で約2時間、100キロ強で着く。そんなに遠いとは思わない。この日は天気も良く、気温も暑からず、寒からずといった感じで気持ち良い。久しぶりにリラックスしてるのが自分でもよく分かる。リゾート地ならではの雰囲気によるものか。

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なにげないベンチにもちょっと感動して座ってみる。さぁ、中に入ろう。

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「エジプト式」と呼ばれる石窯である。中で火を焚いたあと、おきを掻きだし、掃除をしてその中でパンを焼く原始的なスタイルの窯だ。店に入った途端に、パンの焼けた香ばしく、おいしそうな香りが充満している。広葉樹の薪の匂いもする。このこじんまりとしたスペースにパンを焼くためのすべてが揃ってる。ホイロ(発酵器)は写真左手の作業台の下段になる。むろん最新式のホイロではないので、温度調節などできる訳もなく、お湯をはったり、夏場は逆に氷を入れたりして温度調整しているのだろう。それが昔からの製法であったはずだ。その昔、ヨーロッパではパンを焼くことは神聖な事とされ、パン焼き職人は司祭同様の尊敬の念をうけていたという。ここにはそんな伝統のエッセンスが感じられた。

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「くるみレーズン」¥735と「ライブレッド」¥525を購入。お腹がすいてたので「くるみレーズン」をむしり取りながら二人で食べる。皮はパリパリ、すこし焦げ目が多く、香ばしすぎるほど香ばしい。薪で焼いたパンならではの香りだ。こうでなくっちゃ、と思ったが、順子には少し焦げ臭が気になったらしい。中身はまだ温かく、パッと見湯気が出てるかと思うくらい。中身はしっとりとして、生クリームのような、酵母が熟成、焼成された良い匂いがする。レーズンが結構多めに入っていて、外側の食感と塩気、中身のもっちりと甘味が大変おいしかった。

スタッフの方と少し話をさせてもらった。多分、川池さんという方だ。

小さい窯なので一度に焼ける量が少なく、そんなに大量生産できないこと、冬場の発酵が難しいこと、朝は6時に出社なので普通のパン屋さんよりかは楽だということ、追い焚きにりんご農園からの枝を使い、その枝がこのお店でのパン焼きに重要なこと、自分は東京のほうからこちらに来たが、やはり来てよかったなどと、忙しい最中話してくれた。

おだやかな人で、こちらのぶしつけな質問にもイヤな顔せずに丁寧に答えてくれた。ありがとうございました。同じ田舎でも御殿場での生活にやや疲れて、魚の目が腐ったような顔の自分と比べてダンゼン、目が透き通っていた。まだまだやりたい事がいっぱいあるんだろうな?そんな遠い目をしてました。

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パン工房の裏手には、工房とはまた違った感じの趣味の良いカフェがある。自宅裏がこんな感じだったら良いのにな~と思ってしまう。

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のんびりできます。

のんびりしすぎてパン教室の事を書くのを忘れてた!また次回にでも…

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