もちはやはり餅屋で買いましょう
今日は保育園で毎年恒例の餅つき大会である。
理事のお母さん達が出来上がった餅をきなこ餅や大福なんかにしてくれるのだそうだ。
じゃぁ、餅つきは誰がやるの?俺達男の役目なんだそうだ。今日集まってくれたお母さん15人ほど。お父さんは全部で5人。少な!
もち米40キロ。え~と、何升の計算になるのかな…あぜんとなる。約27升。一俵まではいかないにしても(一俵は約60キロ)、それを男5人でつくんすか~、園長先生。
昔ながらのやり方で、薪に火をくべ、かまどでもち米を蒸す。薪割りに男衆が苦労していたら、年配の先生が薪割りの斧をとりだして「こうするのよ!」と一喝して固いびわの木を一瞬にして叩き割った。男衆あぜん…!!(゚ロ゚屮)屮
しょうがねぇ、自分は今日の夜宴会が入ってるから、適当にモチこねといて、体力温存しとこうぜ…と、会長さんとこっそり談合する。
そんな最初の思惑は見事外れた。こどもたちが園庭に出てきて餅つきを見学するというではないか!しかもテーブルを用意して箸持って待っているし!
いきなり会長さんは先ほどの談合をすっかり忘れ、こども達に良い所をみせようとして、イの一番で腕まくり!
「ウリャー!」 俺ってツイてる~!
他のお父さんたちも餅をつくつく、つきまくる!
「がんばれー!ヨイショー!」とこども達は黄色い声援をおくる。不思議にこちらもボルテージがあがる。鞄からサポーターを取り出し、おもむろに腰に巻きはじめる。
よっしゃ、俺も一臼ついてみるか…
杵を持ち上げる。ずしり、とした手応え。ふと(俺うまくつけるかな?)との不安がよぎる。しかしもう時すでに遅し。自分の背中に息子達の熱い視線が注がれている。「太郎ちゃんのパパだよ」との声が聞こえる。
はっし、と一振り。 先生が合いの手を入れる。「ハイよ!」
どうだ!と一発。
こたえたか!と一発。
まだまだいける、と一発。
こどもの為だ、と一発。
これでもか、と一発。
えんやこーらで、と一発。
こんちくしょーめ、と一発。
にっこり笑って、と一発。
祖来たれば、祖を刺してでも と一発。
俺は何をしてるのか、と一発。
どうとでもなりやがれ、と一発。
玉砕だ、と一発。
バンザイだ!と一発。
「は~い、ちょっと待った!」先生の声が天使のように聞こえた。ハァハァ、良かった、これで父親の威厳が保てたぜ… 俺もまだまだやれるじゃないか…
「は~い、あと10回ね!」 Σ( ̄ロ ̄lll) トホホ…。
出来あがった餅は皆で食べた。よくこねたおかげで凄く柔らかい。見た目はまるで発酵したパン生地のようだ。それでも子供がのどにつかえないようにお母さん達は小さい餅をこしらえ、先生方が注意して見回ってくれた。どの子もたくさん食べていた。自分は地面にへたりこんでその風景を見ていた。充実した瞬間だった。
その日の夜から腕が上がらなくなった…
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