アメリカの友人
アンディ(34)がコロラドから来日した。
彼は8~9年前に英会話の先生としてやってきて、ウチに度々来るようになった。一緒に波乗りに行ったり、深夜のビリヤードなんかで仲良くなった。御殿場に来るずっと前は交換留学生かなにかで京都にも滞在していたらしい。日本贔屓というか、日本オタクな奴なんだ。ちなみに日本に居たときよりか、よっぽど日本語が上手になって帰ってきたので今回は殆ど日本語で会話が成り立った。スゲェw(゚o゚)w メールも日本語だったし…
映画が好きで(つーか、アメリカ人は皆映画好き)、その頃のアンディの一番のお気に入りは「マルコビッチの穴」だった。
その次は「SIDEWAYS」だった。 やっぱり変なアメリカ人なのである(でも自分も両方好きなんだけどね)。
英語圏から来て日本で英語の教師をやっている事は、別段すごいことでもなんでもない、と当時は思っていた。だって母国語しゃべってりゃ良いんジャン! そして馬鹿な日本人が大金はたいて一生懸命英語を習い、あげくの果てにはナンパ教師に手籠にされるのがオチ、という例を何度も目撃してきた(幾分自分もその馬鹿の一人)。だから一時は外国人が嫌いで、ナンパ教師と大ゲンカをした事もあったなぁ。
自国、日本の事もロクに知らないような人間が英語がちょっと話せるからと言って大きな顔をしている日本の風習にも腹がたった。「これからはグローバルな時代。今や世界の80パーセントは英語圏です」的なノリで生徒を集める英会話教室のやり口には我慢がならなかったのだ。インターナショナルなどと言うが、ナショナル(愛国的)でない人間がインターナショナルなんかになれるか!
ちょうどその頃911があって、戦争が起ろうって時にイギリス人とアメリカ人と3人で議論したことがあったが、アメリカのイラク出兵に少しは懐疑的な英国人に対し、アメリカ人は「でもやっぱりサダム・フセインは悪=イーブル」ときっぱりと言い切って周囲をあぜんとさせていた事を思い出す。
その後何年か経って、ブッシュが靴を投げつけられる映像を見て大いに溜飲が下がった自分ではあったんだけど。
そんないきさつもあり、またアンディが今で言う所の草食系だったものだから、ちょっとナヨナヨした所が、ある意味日本人ぽい所もあったので、お構いなしに「お前のこういう所はダメだ」とか「お前はよわっちいな~」とかガンガン言っていた。「僕ベジタリアンだから」と言ってリンゴをかじっているアンディを無理やり波乗りに連れていって危うく溺れかけさせたりもした。ごめんな、アンディ。
現在、アンディはコロラドの大学院に行って数学の研究をしているそうだ。なんでも数学で地球温暖化をストップさせるらしい。出来るのか?(・_・)エッ....?あと2~3年するとプロフェッサー(教授)になるそうだ。えらい出世したもんだ。コロラドというとマイクロビールが盛んな所だ。ロッキー山脈の清流が美味しいビールを醸すのだ。ということで、当然土産は地ビールとあいなった。
左からWOOD CHUCKのシードル、SUNDANCEのアンバーエール、ODELL BREWINGの90シリング、Full Sailのアンバーエール。アンディはアンバー好きらしい。今現在シードルと90シリングを飲んだが、どちらも絶品ですばらしい味わいだ。皆に飲ませられなくて残念だ。1ケースずつ送ってくれーい、アンディ。
アンディの優しい性格はすぐ子供にも伝わり、アンディにまとわりついて離れない。太郎は恐竜の本を自慢げに見せる。
次の日、太郎とメイの登園にアンディも加わる。
見慣れた風景なのに外国人が一人混ざっただけで、どこか異国の香りがするのだ…
なんか俺だけ除け者みたい… ヤッテラレンワ…ヽ(○´3`)ノ フッ
保育園の先生に「彼が太郎とメイの新しいお父さんです」と紹介してから、昼飯を食いにアンディが昔よく通っていたお蕎麦屋さんに行く。その蕎麦屋は移転していた。
前にB-1ビルの地下にあったつるつる屋さんが移転して名前もあらたに「 草季庵」として、臼挽きの蕎麦屋として繁盛していた。
のどかな田園と林から吹き抜ける爽やかな風がさらに美味しさを倍増しそうな雰囲気のある場所だ。
草季庵→ http://www2.ocn.ne.jp/~soukian/ ただし看板の字は“草”とは読めん!
行ったら席が空いているのに20分待ちと言われ、アンディがいなけりゃ速攻まわれ右する所だったが、しばし初夏の風と一緒に戯れる。
毎回思うけど、うどんに比べて蕎麦はなんて高いのだろう… 手間暇かかるのは分かるけど…しかも量も少ないな~。場所代が入っているのかしらん?そう言うと「粋じゃねぇ!」と怒られるかも・・・(*_ _)人ゴメンナサイ
ここの蕎麦屋さんが昔つるつる屋だった頃は自分は高校生で学校帰りによく通っていた。ここの店主もこつこつと何十年とかけて店を成長させ、自分の腕も磨き、今回このような素敵な場所で店を開いて繁盛している。自分もこういう風にステップアップしていきたいと思った。
忙しい所を無理言ってアンディと店主の再会を果たして頂いた。ありがとうございます。
その後、七五三の撮影の為、沼津へ。嫁さんの実家に寄ってお茶を頂く。
クウにお茶を点ててもらうアンディ。さてそのお味はどうだったのだろうか?
ウチで二泊してアンディは次の滞在先、京都へ向かった。
つくづく思うのはアメリカ人やヨーロッパ人は行動範囲が広い。そして開拓精神?に溢れている。こうと思ったら即行動し、あまりくよくよ悩まない。そういう所は見習いたいと思う。アンディは日本が好きで、日本に来たいがために自分のキャリアなど考えずに手段として英会話教師の仕事を選び、そして今は全く違う仕事をしている。そして気の向くまま、簡単に海を越えて日本に遊びに来てしまう。屈託がない。気楽なもんだ。自分だったら、「俺はこの先どういう風になってしまうんだろう」とビクビクしてしまうだろう。
それは島国根性の自分と、大陸的考えのアンディの差、なのかもしれない。
「なるようになるのさ、もっと気楽にいこうぜ」とアンディに言われたような気がした。
自分もまたいつかアメリカに行ってみたいと思う。コロラドの醸造所を回ってみたい、と思う。皆も一度はあの広大な土地を踏んでみると良い。そこの土地の人間とビールを酌み交わすのも一興だ。そうすれば今の日本の閉塞感が少しは突き破れるんじゃないか?そのための手段として英語を勉強するのは良いんじゃないかな?
INTO THE WILD !! でも死んだらあかんで!
いつかアンディのコロラドリポートを掲載しようと思ってます。
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