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2011年3月17日 (木)

911から311へ

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今までこんな惨劇があっただろうか?
この衝撃は以前起きた911以来だ。

地震が起きた時、自分は呑気にうたた寝をしていた。ユラユラッ、ときた時には(あ、いつもの地震か~)と夢うつつだった。

しかし、揺れがただ事でないのに気がつき、学校から帰ってきていた子供達に「外に出ろー!」と叫んだ。

しかしいつもタイミングの悪い太郎はその時トイレにて大piscesbearingの真っ最中。
パンツもそこそこに、首根っこをつかんで裸足のまま外に連れ出した。
自分はとっさに財布と(全財産)、何故かビデオカメラを持って外に出た。多分、ジャーナリスト魂が無駄に出た結果であろう。

外に出たら立っていられない。勿論カメラなど回す余裕もない。必死に子供と地面にうずくまり揺れが収まるのを待った。

その日は停電となり、キャンドル営業してその場をしのいだが、暗くて、暗くて、調理に随分手間がかかった。いつもと同じ感覚で料理が出来ないのだ。
つくづく、自分達は電気に頼って生きてるのだと痛感した。
それと同時に、オール電化というのもどうかと思った。電気が止まったら全てパーである。電話すら使えない。
暗くて大変だけど、直火で料理する原始的生活も悪くはない、と思った。


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その日から身の回りの品が少しずつ無くなっていった。電化屋に行けば長蛇の列で、皆奪い合う様に電池を買い漁り、ガスボンベやローソク、灯油やガソリン、トイレットペーパー、非常時食品、果ては米までもが売り切れ状態である。

計画停電、というのも初めての経験だ。しかしこの計画停電、やったりやらなかったりで、無計画この上ない。時間に合わせて仕込みやら色々忙しくやった挙句、停電しない、というのは有難い事なのに(ナンダヨー!)とつい思ってしまう。

だけどそんな事で愚痴たれてる場合じゃないのだ。被災地では食事も満足に取れない人達が今この瞬間も寒さで震えているんだから。


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知り合いのお客さんから「こんな時に被災者に役だつ仕事をしていない自分の力不足を実感する」とのメールが届いた。

確かに自分が今出来る事って何だろう?と考えてしまう。

何もかもほっぽり出して被災地に向かい、瓦礫の中から未だに救いを待っているかもしれない生存者を助けだしたいし、料理の腕を奮って温かい食べ物を作ってあげたいし、それが駄目ならいっその事ホース片手に原発4号機の中に飛び込んでやりたい、とも思う。

実際には多少の義援金を送るか、せめて節電に務めるとか、そういった事しかできないのだろうか?

日を追う毎に事態の深刻さが増してきてるようで、ともすれば無力感に苛まれる。しかし、それではいけない。

折しも3月11日、その日は東京都知事選に石原慎太郎が出馬の意向を話していた日だった。石原慎太郎は「このままでは日本が危ない。沈没してしまう」と言っていた。その直後の今回の大地震。確かに、ある意味日本は沈没してしまった。

津波に襲われて壊滅状態の町を見ていると、戦後、焼け野原になった日本はこんなだったのかな?と想像させられる。

0からのやり直しなんだ、きっと。

今、全ての日本人にとって大事な時期が来たんだと思う。

そしてこの惨禍を乗り越えられたら、きっと日本は今以上に良くなると思うし、日本人の底力を、自分の力も含めて信じている。

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