Go! カナディアンファーム②
カナディアンファームに行くための支度を始める。
まずは寒さ対策だ。ユニクロのヒートテックの上下は勿論の事、場合によってはそれを二枚重ねしなきゃならないかも知れない。早速ユニクロでもう一着ずつ購入する。暖パン、というのも目に付き、それも買う。それでもまだ不安なのでヌマヤでいかにもおっさんが履くような綿生地の股引も買ってしまう。
それから大工仕事って事だから、屋根から滑り落ちてその後の人生を台無しにしないよう、足袋を買いにワークマンに行く。ワークマンで分厚い靴下や手袋、裏がキルト生地になっているウインドブレーカーなんかも買う。
後は靴だ。スノーシューズの良い奴がシラトリで売っていたのを思い出し、裾野まで降りるが、売り切れ。結局沼津まで更に降りてデポで購入。
カインズに行き、貼るタイプのホッカイロ、風邪薬湿布薬、絆創膏、卓上コンロのガスの替え、湯たんぽ、洗剤、歯ブラシ、栄養ドリンク、メモ帳なんかも揃える。
これだけ集めてもまだ何か足りないような気がしてならない。夜が長い、と聞いたのでCDやDVD、プレイヤー、本なんかも用意する。ギターも持って行こうかと考えたが、さすがにそれは止した。結局、一回も音楽や映画を見ることは無かった。
後は自分が居ない間の生活費や帰ってからの店の運転資金などを稼がなきゃならない。必死こいて働いた。
日曜の朝、家族と朝食を一緒に取り、しばしの別れを惜しみながら出掛ける。行く間際になって末っ子のメイがパパが居なくなる事にようやく気がつき、「パパ、何処に行っちゃうの?」と何度も聞く。
その声に一瞬くじけそうになるが、振り払って車を出した。

ファームまで二時間半の一人旅だ。
考えてみたら、結婚して子供が産まれて以来、一人だけでこんなに家を留守にするのは初めてだ。富士山が遠くなるにつれて寂しさが増す。いつもの車内はギャーギャーうるさい筈なのに、いまは「咳をしても一人」状態。ボブディランの「風に吹かれて」が空しく流れていった。
諏訪南インターで降りる。
八ヶ岳の大地が広がっていた。

あの麓にカナディアンファームがあるのだ。
今までの単なる観光じゃない生活が始まるのだと思うと、身が引き締まると同時にややうんざりもする。
どういった仕事が待っているのだろう?
ハセヤンは一体どんな人なんだろう?
ファームでの暮らしは自分にどんな影響を与えるのだろうか?

途中白樺林を抜けていく。
雪に覆われた白樺林。綺麗だけど、厳しく見えた。
つづく。
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