ビール

2014年5月 6日 (火)

世界を旅しようぜ!海外ボトルビールフェア開催中!

GWいかがお過ごしですか?

熱々はほぼ仕事ですが…;^_^A

5日と6日はお休みを頂きます。よろしくお願いします。

さて。

今、熱々では海外ボトルビールフェアを開催中です。



なんか急にボトルビールをやりたくなりました。
以前は色々やっていたんです、ハイ。

ただギネスドラフトやら、ヨナヨナリアルエールを導入した頃から、
「もうボトルビールは良いかな〜」
なんて思っていたんです。

けっこう揃えるのが大変だし、仕入先のビアーハウスも無くなったし、
代理店も無くなったりで…(−_−;)
何年も経ってしまいました。

それでも趣味の範囲では自分で色々飲んではいたんです。



ちょうど一ヶ月前位にとあるボトルビールを飲みまして。

久々に

旨いぜ!このビール!

というのにぶち当たりまして。

それで急にボトルビアを仕入れる事になりました。
5種類程で申し訳ありませんが、選びに選んだ世界の銘酒です。
みな、自分が好きなビールばかりです。


店主の趣味の延長みたいに売りますから、売り切れご容赦です。
もし欠品した場合はゴメンなさい。

ビールと合わせて新メニューもいくつか。



「本場のフランクフルト」 1本750円 2本なら1400円
ドイツから取り寄せた、塩気の効いたフランクフルトです。
アクセントにキャラウェイシードが入ってます。


「キノコのチュプチュプ」バケット付き 880円
チュプチュプ。ちょっと変な事を想像しそうな名前ですが、要はアヒージョ。オリーブ焼きです。
スペイン、カタルーニャ地方での呼び方なんだそうです。
ニンニクと塩、トウガラシでちょっとスパイシーに仕上げました。
皿に残ったオリーブオイルはパンを浸して召し上がって下さい。
ワインはもちろん、スペインのビールでゴクゴクッ、というのも良いですね!

さぁ、みなさんビールと料理で世界を旅してみませんか?お待ちしてまっせ!



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2012年9月21日 (金)

アーサーギネスデー・キャンペーン

9月24日は何の日だと思いますか?


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あのギネスを生み出したアーサーギネスの誕生日なんだそうです。

ナヌ? ギネスの産みの親の誕生日だと?

Guinness...the Free, the Flow, the Frothy Fresher....
(解き放たれ、あふれ出る流れ、泡立つ爽快感...ギネス)

これはジェイムス・ジョイスが書いたギネスの宣伝コピーです。
二百年も前の宣伝文句ですが、ギネスの特徴を良く表していると思います。

今までにない黒ビールを作ろうと、アーサーギネスが奮闘して作り上げたギネスビール。
その味は今や世界中で愛され、飲まれています。

ゴク!

ギネスの原料は、麦芽、ホップ、酵母、そして水だけ。添加物は一切使用していません。
カロリーは牛乳の半分以下、ミネラルとビタミン豊富な「健康飲料」と言えます。

硬貨を乗せても落ちないほど、細かい泡がびっしりと黒い液体を覆っています。
泡というより、もはやクリームです。
滑らかで、喉越しが良く、味わった後の何ともいえない充実感…

ゴクリ‼

いや~、書いてる自分が飲みたくなってきましたぞ!


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てな訳で、当店では本日21日(金)から一週間、
アーサーギネスキャンペーンを行います。

ギネスパイントをご注文の方にキルケニーのハーフパイントを、
キルケニーパイントご注文の方にギネスのハーフパイントをオマケで付けます!

ただし、合言葉があります。ご注文の際にこう伝えてください。

アーサー、おめでとう!」です。

では今宵、ギネスの歴史に思いを馳せながら、深呼吸する一杯と半分を!

アーサーギネスキャンペーン
9月21日(金)〜9月28日(金)まで(ただし当日の24日、月曜日はお休みデス…すみません(^_^;)
合言葉 → アーサー、おめでとう!

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2010年7月 9日 (金)

本日のボトルビア

いや~ホントに今日はうっとうしい雨だ~!
早く夏が待ち遠しい今日この頃です。
夏と言えばハワイですな。毎年ワイハに行きますけど、って一度も行ってねぇー!

ウチのカミさんは以前二回程ワイハーに行ったらしいっす。誰と行ったんだか?

あまり詮索すると家庭崩壊するので、ここはグッと堪えて、いつかは行こうワイハーの旅を夢みて地元のマイクロブリューを取り寄せました。

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Kona brewery ロングボードアイランドラガー

久しぶりに取り寄せて飲んだけど、以前と少し味が変ったような気がします。アロマの効いたスッキリした味わい。酵母が生きている無濾過ビールです。自分はやや粉っぽく感じました。

このビールでも飲んでハワイのでかい波に乗る夢でも見ますか。まぁ、日ごろから人生の荒浪に十分揉まれてますけど。
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2009年6月 9日 (火)

麦のかほり よなよなリアルエール

15年前の午後七時_。

お客で満杯のロンドンのパブで、人ごみをかき分けてつたない英語でビールを注文した。

カウンターにはいかつい坊主頭のバーマンがいて、汚い恰好をした背の低い日本人が必死に唾を撒き散らしながら札を振り回しているのををチラリ、と黙殺し、その後ろの客の注文を取っていく。何人目かの後、その日本人にとっては永遠とも思える長い時間の後で、その海坊主はようやくこちらに目を向けてくれた。すかさずカウンターにずらりと並ぶハンドポンプの中から適当に指差し、「あ、ぱいんと、ぷりいずheart02」と哀願する。

海坊主は自信たっぷりに「よっこらせ」とその重たそうなハンドポンプを引いて、地下の(多分)ビアセラーからビールをグラスになみなみと汲み上げた。パイントでわずか400円位だったろうか。ビールを手にするとようやくパブの住人として認められたような気がして、少し誇らしげに、実際には挙動不審にカウンターを後にした。

日本人にはちょっと高すぎる肘掛けにひじをかけながら、立ったまんまで初めての英国のビールを味わう。そして叫んだ。

「ぬる(温)っつ!Σ( ̄ロ ̄lll)」

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ウチで扱っている「よなよなリアルエール」は、そんな英国での思い出がすぐに甦ってきそうなビールだ。

エール、というからには普通のビールとは違って、上面発酵という、16~26℃の比較的温かい温度で発酵させる製造方法で作られたビールだ。発酵すると酵母がぶくぶくと麦汁の表面に浮かび上がってくるので上面発酵という。ちなみに日本でよく飲まれるラガータイプやピルスナータイプの発酵温度は5℃位。これの特徴は発酵を終えた酵母が下に落ちていくので下面発酵と呼ばれる。歴史的には上面発酵のエールが断然古い。エールはいわば伝統的なタイプのビールなのである。

原料は麦芽、ホップ、水、そしてイースト。16~26℃の温度で2~5日間発酵させたあと、地下の発酵槽に移し替え、10℃くらいで熟成させる。そうして出来たエールは酵母由来のバナナのような、花のようなフルーティで複雑なアロマと味わいが生まれる。通常はそうして出来たビールのおりなどを濾過、瓶詰し、二次発酵用の糖類を添加し、更に保存性を高める為にパストリゼーションと呼ばれる熱処理を施して出荷するのだが、そういった濾過も殺菌もしないのが「本物のエール=リアルエール」と現在呼ばれている。

このリアルエール、今までは現地英国のパブの敷居をまたがなければ飲めなかった。輸送すると振動で品質が変わり、濾過も殺菌もしないから保存期間が短い。すぐに腐ってしまうわけだ。本場英国でもその昔は醸造所のそばでしか飲めなかったそうだ。

日本のある醸造所が無謀にもこれに立ち向かった。彼らはミーティングの中で「どんなビールが一番おいしいか」を話し合った際に「醸造所で飲む出来たての、無濾過のビールが一番おいしい」となったそうだ。当時売り上げや評価が頭打ちになっていた頃で、その状況を打破するにはどうしたら良いかを真剣に考え、「ならば、そのいちばんおいしい状態のビールをお客さんにも味わってもらおう、その為にはリアルエールしかない」と決めたんだそうだ。

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長野県 軽井沢にある「ヤッホー・ブルーイング」が日本のリアルエールの生みの親である。3年前の4月にこの醸造所を訪れた。リアルエールを導入する前に醸造所長から「ぜひ一度来て話をしたい」と言われたからである。御殿場から山梨を経由して清里、野辺山、そして軽井沢まで4時間の行程だった。大手なら営業がこちらに来て、後は酒屋に任せっきりで大丈夫だが、ここは違う。面倒くさい気もしたが、やはり実際に作っている所を見て、自分なりに納得して導入を考えたいとも思った。

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中に入ると物静かな男が出迎えてくれた。ヤッホーブルーイング最高執行責任者(COO)、石井敏之氏だ。歳は自分より2~3才上といった感じか。自信に満ち溢れた態度でリアルエールについて語り始めた。

「よなよなリアルエール」の醸造方法は当醸造所の看板商品である缶ビールの「ヨナヨナエール」と途中までまったく同じなんだそうだ。ホップもアメリカ産の「カスケード・ホップ」を使っている。このホップは自分も好きで、ドライホップをアメリカから購入して現在「カスケード・エビス」のトッピングホップに使っている。

よなよなリアルエールの場合、一次発酵の後、小さなタンクに移し替え、酵母の状態を調整する。そして香りづけの為のホップと清澄剤のアイシングラス(チョウザメの浮き袋が原料=コラーゲン)を加える。アイシングラスがビールの中の細かい不純物を取り除いてくれる。だから濾過が必要ない訳だ。そして適度にビールの炭酸ガスを抜きながら熟成させ、樽に詰めて出荷となるんだそうだ。

こうして出来上がったよなよなリアルエールは濾過していないのにも関わらずとても澄んでいる。口にするとホップの香りが口に広がり、バランスの良い苦みと甘味がパンチのように効いてくる。微かな炭酸ガスは自然の恵みからであって、人工的に後から加えたものではない。ただの酵母入りビールだけでなく、「何も足さない、何も引かない」と言いたげな、作ったそのままの味わいのビールなのだ。その昔、英国で馬車を引いていた時代から作られていたであろう、伝統的なエールの味わいがそこにはある。

自分もけっこう熱意ほうだが、この人は半端ない熱意の人で、どうやってリアルエール導入に至ったから、醸造の苦労話、それから展開するにいたっての苦労話など、試飲も交えてその話は延々4時間に及んだ。軽井沢のホテルを予約してきたのだが、チェックインできねーんじゃないかとフト不安に思ったほどだった。

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現「tutty cafe」のセリセリも一緒に行った。彼には無理についてきてもらった。話が長かったのでいくぶん辛かったと思う。すみませんでした。その夜は一緒のホテルheart でも何もなかったから、奥さん。

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醸造所を案内してもらう事に。まず原料から。

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この麦芽がリアルエールの大元になる。かじってみたらほんのり甘い。そして香ばしい。まさに「麦のかほり」だ。石井さんはこれをつまみにエールを飲むという。これ以上の組み合わせは他にないだろう。うらやましい。

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白衣に着替えて醸造所内へGo!

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ビール好きが集まっているだけあって、主にアメリカのマイクロビールが棚に並んでいた。ヤッホーはアメリカのマイクロビールを目指しているのだろうか?

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ふと気がつくと、醸造の機械がイギリスで見たエールの醸造所となにか雰囲気が違う。聞いてみると、元々この醸造所は下面発酵のビールの醸造所だったそうだ。それを苦労してエールが作れるようにしたんだそうだ。そういう所からも大手とは明らかに違う、家内工業的な雰囲気があった。決して悪い意味でなく、いろいろと苦心・工夫を重ねて作ってるんだと分かった。

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熟成タンクの前で石井さんにポーズをとってもらう。

彼を見ていて自分とほぼ同世代の人間がアメリカのマイクロビールに大いに影響され、サラリーマンを辞めてまで醸造の仕事についた情熱が大いに理解できた。

自分も一時はアメリカに渡ってビールの勉強をしようと思っていたからだ。

彼の表情は明るかった。

好きなことをして飯を喰ってる男の顔がそこにあった。

その為にはどんな苦労も苦労とは思わないでやっていくんだろうな、と思った。

やっぱり好きなことをしないと男はいかんぜよ。

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御殿場に帰ってから、よなよなリアルエールの導入に踏み切った。

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2006_070130058 それから3年がそろそろ経とうとしている。通常のビールより温度は温いし、炭酸のキレもないこのリアルエール、覚悟はしていたが、最初はなかなか地元に受けいられず何回もビールを自家消費していた。細心の注意を払って管理したあげく自分で飲んでりゃ世話ないのだが…

一時はもうやめようか、と何度も思った。

でも今までにもホワイトやギネスやバスやクリークなんかも最初はなかなか受けいられなかったのをここまでにしたんだから、という自負がある。

去年の冬頃から、静岡ではウチでしか飲めない、という情報を耳にしたビール好きのお客さんがそろって来てくれるようになった。

一番の売れ筋、というわけにはいかないけれども、こういったビールもあるんだと認識されるようになってきたのは嬉しい。

2006_070130209ヤッホーさんにはあまり稼がせられなくて申し訳ない、と思っている。いつも迷惑かけてごめんなさい。

自分も頑張ってこのビールを広めていかなくてはいけないんだけど、ヤッホーさんにももっと頑張ってもらいたいんだよな~。広告とか。

どうもビール好きの連中、しかもコアなファンの間だけでしかあまり知られてないような気がする。

いくらマイケルジャクソンに褒められたからと言っても、多くの日本人に認めてもらわなけらばいけないのじゃないか?アメリカ人に売るわけじゃないんだからさ。

ビールホースの総取り換えも俺達に任せっきりなのもどうかと思うし。

せっかく美味しいビールだから一部のファンだけで終わってしまうのはもったいないです。

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2009年2月 4日 (水)

ブラック&タン That's Entertainment!

すみません、今回は以前に書きためてた記事です…m(_ _)m

スタッフの真澄が新商品好きで、コンビニに用事を頼むと、頼んでもいないのに、新発売のアイスとか、いろいろ買ってくる。

先日はハーゲンダッツの「イングリッシュティー」と、「雪見大福 きなこ黒蜜」を食してみた。

味は…別にどうって事なかった。「イングリッシュティー」は紅茶の味が強めに出ていて、渋すぎた感じ。同時に買ってきた「ロイヤルミルクティ」の方がふつうにおいしかったかな?「雪見大福 きなこ黒蜜」は、明らかに普通の方が旨い。

チロルチョコなんかは結構新商品が出てて、以前ハロウィーンバージョンか?のパンプキン味はめちゃめちゃ旨かったし、きなこ味のも旨かったけど。

そんな訳で自分も買い物に行くと、結構今まで気付かなかった商品が目にとまるようになった。

まずはタリーズコーヒーのWinter Shot。

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ドライブがてら、ちょこっと飲みたい時にちょうど良いサイズで味もおいしい。値段は190円位だった気がするが…ちょっこっと高いか? 温かいのでこれからの季節には良いね。一瞬開け方に戸惑う人もいるかも。

次は「カレーふりかけ」!最近カレー鍋がはやってるらしいが、さてはその流れをくむ商品か?

ご飯にかけてみた…

う~ん、微妙…

次は「ラーメンパスタ」!デター!

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これはうっすら来ると思ってた。なんしろ友人のサムが「ねぇマスター、ラーメンみたいなパスタ作れないの?」とさんざん言ってたから。以前サムは御殿場で唯一の博多とんこつラーメン屋を人に任されてやっていた程のラーメン好きなのだが、ウチでパスタを注文すると必ず「ラーメンみたいなパスタやったらはやるよ~」とのたまいていた。「いや、パスタじゃ麺が伸びちまうら~」と自分は否定的だったのだが、ふと(でも豚骨ベースでちょっとスープ少なめで、手打ちパスタで、卵いれてカルボナーラ風にしたら案外旨いかも)と思っていたら!

やってくれんじゃないの!でも買ってきただけでまだ食べてないニダ…

そして極め付けが…

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サッポロが出したギネスとエビスで作る「リアルハーフ」!

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

これはもしかして、ウチでやってる「ブラック&タン」ではないでしょーか?サッポロさん。

最近、いろいろな所でもギネスとエビスをハーフ&ハーフにしたのを「ギビス」と名づけてやってるらしい。でもネーミングがイマイチのような気が… 今年の7月からギネスの正規代理店がサッポロからキリンに代わるらしいけど、そうしたらキリンラガーあたりと合わせるのか…!そしたら「ギリン」、もしくは「キネス」か?

サッポロさんも不動産事業ばっかやってないで、ちゃんとビール事業のほうも一生懸命やってほしいものだ(エビスザホップの生樽化頼む)。ディアジオも安易にキリンに鞍替えするなっつーの!

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こちらが熱々オリジナルのブラック&タン。タンとはTan=褐色の事。一口飲んで待つべし。

ここからはウチ独自のアイデアで飲んで頂くのだが、二層に分かれている所へマドラーをブスッと刺します。

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すると…

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新たなサージング?が起こり、一瞬にして黒と褐色のビールが混ざり合います。

後はごくごく飲むなり、ちびちび飲むなり…お好みでどうぞ。

せっかく二層にしたのに勿体ない…と思われる方もいるだろうが、混ぜた方がおいしいようだ。2層にするのはまぁ、エンターテイメントとして楽しんで頂きたい。

時たま、宴会の乾杯ビールで「ブラック&タン 15杯!」などの注文があるが、それは非常に時間がかかるので勘弁してもらいたいです…すみません…

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2009年1月30日 (金)

今日は雨… ペキュリアを飲む

どんよりとした雨雲がたちこめています。

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どことなくイギリスのカントリーサイドのようです…

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こんな日はイギリスのエールが飲みたくなります…

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オールド・ペキュリア。オールドエールと呼ばれる仲間の一つです。

焙煎された大麦をつかっているので、色はダーク色。一口飲むとカラメルの香ばしさが溢れ、後口すっきりとした味わい。Alc.5.6%を感じさせない仕上がりです。

長期熟成にも耐えられるというので、一度試したいのですが、やはり飲んでしまいますね。

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本日よりおススメボトルビールにラインナップします。(試しに置くので数量限定です、すみません)

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2008年11月 8日 (土)

ギネス礼賛

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Guinness. あふれる爽快感、ギネス。今日はギネスビールの話をしよう。どうしても長くなるので、興味のない方はすっとばして下さいませ。

ギネスというと、すぐ頭に浮かぶのがギネスブックだが、その昔、ギネス社の人間がパブでどれが世界一かという雑談から生まれたのであって、大いに関係あるのだが、一般の人はギネスがビールとは、すぐには思いつかないだろう。

ギネスはアイルランドの黒ビールである。アイルランドといえば、日本と同じ島国で、ケルトと呼ばれる独特の文化を育んできた国だ。西の果てのアイルランドと、東の果ての日本だが、気風や物の感じ方には共通点も多く、伝統音楽なんかを聞いてみると、メロディやリズムのとりかたが日本の童謡や民謡と似ていて、どことなく懐かしくなってくるから不思議だ。ギネスはその昔、イギリスの港の荷物運びの人間(ポーター)が好んで飲んでいた、焙煎された麦で作る黒ビールのバージョンアップがその始まりとされる。

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時は1759年のアイルランド、大晦日、それまで10年間も売りに出されていた古いエールの醸造所を、34歳の若き業者が100ポンドで借りた。彼の名前はアーサー・ギネス。その時の契約はその物件を9000年(!)にわたって、毎年45ポンドの賃貸料を支払う、という誓約書にサインしたのだそうだ(武部 好伸氏 著:ウヰスキーはアイリッシュ より)。ということは西暦10759年まで賃貸契約が続くということになるが… 安いのか高いのかよく分からん。

アーサー・ギネスはその醸造所で最初は普通のエールを作っていたが、1770年代から前述のポーターも作り始めた。しかし彼はこのまま伝統的なダブリンエールを作り続けるか、ポーターにするか迷っていた。そして「よし、俺はポーターを作ろう。ただし今までにないポーターを作ろう!」と決心したらしい。その後、試行錯誤を繰り返したのち、今までにない新しい味わいの黒ビールを完成させた。

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ポーターにたっぷりのホップを加え、アルコール度数の高い、洗練された黒ビール。彼はそれを「スタウト」と名づけ売り出したのであった。それが「ギネス」の誕生である。現在ではアルコール度数をおさえ、窒素ガスを注入時に加えることにより、まったりとした泡が生まれた。そして最大の成功は、冷やした事である。そのため夏でもガンガンいけるスタウトになったのだ。

ギネスビールの原料は麦芽、ホップ、酵母、そして水だけ。添加物は一切使用していない純粋な「自然食品」だ。こう書くと、オーガニック大好き人間は買占めに走るであろう。フフフ。( ̄ー ̄)ニヤリ 低アルコールで、ビタミンもミネラルもたっぷりと含まれている、と書くと健康おたく婆さんたちが狂喜乱舞することは確実だ。

でも一番の魅力はやっぱ旨い!んですよ。地元アイルランドではギネスの他に「マーフィーズ」や「ビーミッシュ」というスタウトも出回っているが、圧倒的にギネスが強い。じつにアイルランド国内シェアの90%を占めており、まさに「国民酒」だ。日本でこれに似たものは沖縄の「オリオンビール」くらいしか見当たらない。

ウチのギネスビールはアイルランドに敬意を表して「ダブリン・ギネス」と名づけて販売している。樽ごと空冷の冷蔵庫で冷やしてあるが、ちょうど本場のパブが樽を地下の貯蔵庫で保管してるのと同じ理屈になるので、樽を外に置きっぱなしにしている他所の店なんかよりもずっとおいしいハズだ。そりゃぁ都心のパブで日に樽が何本も出る店よりか売り上げ自体は少ないかもしれないが、品質の管理にはより細心の注意をはらってる。そして何よりも情熱をかけて注いでいる。生樽だから缶やボトルより美味しいんだ、ということでは決してない。注ぎ手の熱意がこもって初めてパーフェクトパイントが出来るんだ。

045 なのでギネスは注ぎ方しだいで味も変わる、と思ってる。だいたい3回注ぎが基本なので、日本の居酒屋の「とりあえずビール」みたいに、ものの3秒で出てくるビールではない。急いで注ぐと泡がthin=薄い状態になる。 そうすると味までもが薄っぺらな味になってしまう。1回目はグラスの4分の3まで一気に注ぐ。そしてしばらく放置する。すると茶色の泡が激しく巻き起こりながら上面に向かって上りつめていく。これをサージング、という。しばらくすると黒と白のビールに分かれてピタッと止まる。そうすると2回目を今度は静かに真中から注ぎ入れる。1cm程だろうか?そしてまたしばらく放置する。その間に密度の濃い白い泡が固まっていく。そして最後の3回目でグラスの縁の上にまで、だが決してこぼれないよう、細心の注意を払って注いで完成である。

だからギネスを注文したら、少なくとも3分は待ってほしい。

こうしてできたダブリン・ギネスの泡は多少ゆらしてもビクともしない。硬貨をのせても落ちない位に肌理のこまかい泡がびっしりと下の黒い液体を覆っている。まるで生クリームのようだ。だから自分はギネスを敬遠するお客さんに「ギネスってまるでウインナーコーヒーのようなんですよ」と時々だまして飲ませてる。飲ませたもん勝ちじゃー!

え?泡の上のクローバーの事はって?

Dscf2254_4 実はクローバーではなく、アイルランドの国花、シャムロックを描いているのです。だから時々「え~四つ葉のクローバーじゃな~い」と言われるが、三つ葉が正解なのです。あの書き方は別に爪楊枝やフォークで描いているのではなく、三回目注ぎの時にグラスを回しながら一筆書きの要領で描いているのですよ。グラスを柔軟に回しつつ、注ぐほうも一定のスピードで注ぐときれいなシャムロックが描けます。これは馴れるしかありませんし、また生樽でしか出来ません。缶ギネスではちょっとむずかしいかも。

ギネスビールに限らず、自分は店では一番のビール注ぎの名人だと自負してるが、なんせキッチンにいる事が多く、中々思い通りにビールを注げない。でもほんの時たま、きまぐれにビールを注ぐ事がある。そんな時にあたったお客さんはラッキー!と思ってくださいネ。もう自分はビールだけ注いでりゃ良し、という仕事がしたいです。

最近、アイルランドでのギネスビールの消費量が減っていると聞く。それでも世界のビール飲み第四位なのだが… だから世界へバンバン進出していることも確かだ。そして今度は「ギネス コールド エキストラ」という新商品も販売するらしい。昔はやったアイスビールのように、ビールを一回凍らせて苦みや不純物を取り除いた、よりクリアな味わいのギネスにするつもりなのだろうか?料理におけるアクと一緒で、不純物とはいえ、旨みもそこにあるわけだから、あんまり取り除きすぎるのもギネス本来の良さが失われてしまうような気もする。アサヒやコロナじゃないんだから、どんどん冷やせ、どんどんキレを良くしろ、というのには反対だ。これじゃマイケルジャクソン氏も浮かばれないぜ?

゛Did you try Guinness?" アイルランドに行くと地元の人間からは決まってこう聞かれるそうだ。それほど彼らはギネスを愛し、誇りに思っている。そんなビールをいつまでも残しておきたいものだ。

Dscf2238 店の扉に打ち付けてあるこの飾りはアメリカで買ったものだが、〝ERIN GO BRAUGH″とケルト語で書いてある。店に来たアイルランド系に「何の意味?」と聞いたら全然分からなかった。苦労して調べたら「アイルランド 万歳!」だった。

ウチにぴったり。ヽ(´▽`)/

でもそれくらい読めろよ!自分の国の言葉だったら!

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2008年8月19日 (火)

ビア修行 いざ東京へ

大学をなんとかかんとか卒業。親の反対を押し切っていざ東京へ。

新宿の小さい映画制作会社へ潜り込んだ。

名前は幻燈社。映画監督になりたいが為に映画人手帳を片手に必死に探した会社だった。

映画「サード」をはじめとした70~80年代のATG黄金期の中心となっていた会社だったが、自分が入社した時にはバブル崩壊の始まりの頃で、業績は落ち込み、それでも必死にスポンサーをかき集めて映画を作っていた。

今でも初めてそこを訪れた時のことは忘れられない。

大志を抱いて新宿西口からタクシーに乗り込んで「西新宿の幻燈舎まで!」と運転手につげると、

「どこですか?そこ?」

おいおい、天下の幻燈社をしらね~のか、と思ったが、住所を伝え、ともかく行ってもらう。

やがてタクシーはとあるビルの近くに止まった。「ここらがその住所ですねぇ」「あ、そうですか、小林ビルはどこですかね?」「いや分からないね、このへんじゃないですか?」

仕方なく降りて、すぐ近くの汚い雑居ビルの一階にある弁当屋に聞いてみたら、なんとそこが小林ビルだった。

ここかよ…

すでに少し後悔しつつ、重い足取りで奥に向かい、今にもぶっ壊れそうなエレベータに乗る。上にあがりつつ、今だったらまだ間に合う、家に帰ろうかと逡巡していると扉が開いた。そこはもうすでに自分が夢にみていた映画の世界だった。

あちこちにフィルム缶が無造作に置かれ、制作した映画のポスターがベタベタと貼ってあり、カチンコ(ああ!カチンコ!)がガムテープや作業箱のところにいくつも置いてあった。

その奥からなにやら怒号が聞こえてくる。すみませ~ん、と声を遠慮気味にかけても怒号は止まない。なにやら電話で相手とやりあっているようだ。

靴を脱いで中に入ると、50代の薄らハゲのメタボ親父が一人いて、受話器をガシャーンと叩きつけた。そして眼鏡の奥から眼光するどくこちらを睨みつける。すくみあがった。多分お金のことを話していたから経理担当のオヤジなんだな、大変そうなのは分かるけどこっちまで飛び火させんなよな。ノーネクタイにヨレヨレのズボンでこっちに向かってくる。

「え~っと面接にきたAと申しますが、プロデューサーの前田さんはお留守でしょうか?」

「わたしが前田です!」 http://fanto.org/kazemakase/kaze-maeda.htm

Oh my goodness!

それでもその時の前田氏の眼光にやられたのか、そのまま入社してしまった。

そこから自分の短いながらも凝縮された映画生活がスタートした。事務所で紹介された向ヶ丘遊園の月2万のアパートを拠点に、むさ苦しくもピュアな生活が始まったのだった。

前田さんには今までの自分の既成概念をあっさりとぶち壊された。映画観のみならず人生観、自分の考えたことすべてが否定され、どん底に落とされる。そのくせ給料は遅配は当たり前。16年経った今現在でも給料半年分は未払いのままだ。それどころか、アコムに自分名義で金を借りてこさせられるのは勿論の事、質屋に自分の腕時計まで預け入れしたことも度々だった。

ひもじいのと、仕事がうまくいかないのと、将来への不安を抱えながら新宿都庁を横目に涙ぐみながら帰途につく日々。その中でも頭の中はシナリオの構成を考えていたんだよな。下から上をみる反骨精神はその時に養われたにちがいない。

そんな状況下、知人から金を借りて、未払いのスタッフに金を渡す自転車操業の中で、すこしでも金が残ると、時折前田さんと近くの台湾料理屋で飲むこともあった。汚い店だったが、活気があって、料理は抜群だった。

よく頼んだのはトマトの卵炒めだった。思いのほかビールが良く合った。

当時の味を思い出しながら作ってみた。

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材料:トマト大 2個くし型6~8切り 卵3個 サラダ油 ゴマ油 鷹の爪 ニンニクみじん 塩 胡椒 三温糖少々 中華風鳥のスープ オイスターソース しょうゆ 細ネギ 

作り方 ①サラダ油とゴマ油を合わせ、半分に割った鷹の爪1本とニンニクみじんをゆっくり炒める。②トマトを入れ、ぐずぐずにならないように注意しながら、塩コショウ、三温糖を入れ、軽く煮詰める。③溶いておいた卵を入れる直前に鳥のスープを50ccほど入れ、卵を入れてオムレツっぽく火を入れる。④オイスターソースとしょうゆを少々加え、卵をお好みの固さで仕上げる。細ネギなどを彩りよく散らす。 

その店で良く前田さんと映画論を戦わしたが 、自分のつたない映画論に前田さんはよくつきあってくれたと思う。そんな時の前田さんはニコニコしていた。「映画とはなんじゃ 人間とはなんぞや?」というまるで禅問答のような問いかけにいつも上手く答える事ができなかった。諸事情で幻燈社を去る直前に書き上げたシナリオを唯一認めてくれ、「乱暴だが、良く伝わるわな」と言ってくれた。

電話好きで、知識が豊富で、意外とモテて、怒りんぼうなくせに弱虫で、卑怯で、でも右翼と渡り合ったくらいの自分の主張を曲げないオヤジで、そして、とことん金には縁遠かった前田さん。

自分にはある意味「父親」であり、いろんな面を見せてくれた「男」だった。

それから月日が流れ、自分が結婚する6年前の2002年、報告を兼ねて幻燈社に行った。

小林ビルはすっかり新しくなっていて、汚い弁当屋もなかった。当然、幻燈社があるわけもなく、ビルの管理人に聞いたら脳梗塞かなんかで倒れたとの事。その後の消息も分からずじまいだった。

今回このブログを書くにあたっていろいろ調べてたら

前田さんがその後不慮の火事で亡くなっていたことが分かった。

シグロの松井さんが大阪で世話をしていたらしい。前田さんは松井さんにもかなりの迷惑をかけていたと思うが、本当に頭の下がる思いだ。

  ああ、お前は何をしてきたのだと、

              吹きくる風がわたしに言う。Photo

http://www.yidff.jp/2003/cat009/03c013.html

前田さん、いつか幻の名作「ゆきてかえりぬ」撮りましょうや。

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2008年8月18日 (月)

熱々万歳! ビア修行

お酒の中で何が一番好きかって?

Photo_3 

やっぱりビール。

中学生の時、悪友と一緒にこっそり飲んだペンギンズバー。

松田聖子が歌うオールディーズっぽい歌に何か魅力を感じて買ってみた。

マズかった。

なんでこんなもん大人は好き好んで飲むんだろう?

ただ苦くて、泡がしゅわしゅわしてるだけじゃないか?

高校生の夏。海辺で友人と飲んだハイネケン。

まだマズカッタ。しかもぬるいし。

それでも精一杯かっこつけて飲んだ。

大学生。村さ来にてコンパ。

とにかく生中。うまい、まずいの問題じゃなくてとにかく量を飲む。

店員の態度の悪さに若干むかつきながら(今となっては店員の気持ちも分かる気がするが…)飲めや騒げやの大合唱。

そんな頃、一人の教授が連れていってくれた一軒のお店。

ガランと呼ばれる特製のビアサーバーから、

一杯のビールをゆっくりと丁寧に注ぐスタイルのお店。

泡がまるでソフトクリームのように盛り上がり、爪楊枝を刺すと泡にとどまって下に落ちていかない位の肌理の細かさ。

味は居酒屋のキンキン生中とは違って、炭酸ガスが少し抜いてあり、

まろやかな味わい。なにしろ泡までがうまい。これにはびっくりした。

こんなビールもあるのか。

でも銘柄はサッポロ樽生と書いてあるぞ。いつも飲んでるのと変わらないはずだが?

奥から店主らしき髭をたくわえたおっさんが出てきて他のお客さんと話を、というか、

ビールの事について何やらうんちくを語りだしている。

オイオイ、それっぽいな~。でもつまみもうまいし、このホウレンソウのサラダと、海老の燻製はピカイチだな。通いたいな。でも高いよな少し、この店。

でも良いよな。この雰囲気。俺は好きだな。

5年後、そのお店で修行するとはその時はみじんも考えなかった。

ビアーハウス どてかぼちゃ http://www.dotekabocha.jp/

まだまだ自分のビール修業は始まったばかりだった。

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